『ジョーカーゲーム』

ジョーカー・ゲーム

ジョーカー・ゲーム

面白かったです。歴史に名を残している人たちとの絡みがあるとハァハァしますね。しかし、なんというか、全体的にノリが軽くてあっという間に読めてしまって、もっとガッツリ読みたいよ!が読後の最初の感想でした。これシリーズとしてもっともっと書かれないかしら。
しかしスパイって大変な仕事だなー。個人的に一番恐怖したのは、自白剤を打たれても表層心理のことしか吐露しないとかいう能力を身に着けているあたりです。そ、そんなことができちゃうものなの……!?(フィクション真に受け派)
私が疑ってもいない、あの人やこの人がひょっとしたらひょっとすることもあるのかも……としばし真剣に考えました。
その話を父親にしたら「実はオレが前に務めていた会社にはものすごい怪しい人がいて、俺は政府機関の工作員だったんじゃないかと思ってるんだ」というエピソードを話してくれたのも面白かったです。この人は中東の人をみればテロリストじゃないかと疑うし、本当に妙に短絡的でこえーな、と思ったんだけど、話を聞いてみると政府機関の工作員ではないにしても確かに怪しかったので一日昼休みがその話題で盛り上がるくらいには楽しめました。
そして、その日の帰りに「この本最近読んだんだけど面白かった」と言って貸してくれたのが『ママの狙撃銃』だったので、どんだけ夢見る夢子さんなのこの人…おもしろい!と思ったのでした。この人の血を継いだんだからしょうがないよね、いろいろ。
って、なんの話だっけ。本の感想。おk。結城中佐が萌えすぎる。おk。