『ママの狙撃銃』

ママの狙撃銃 (双葉文庫)

ママの狙撃銃 (双葉文庫)

というわけで、ダディ推薦図書を読みました。
平凡な主婦である主人公の元に、ある日、殺しの依頼がくる。実は主人公は少女時代をアメリカで過ごし、凄腕のスナイパーであった祖父によって仕込まれた狙撃の腕を買われて自らもスナイパーとして人を撃ったことがあったのであった。二度と人は殺したくない、でもお金が必要……!というお話なのですが。正直、今現在の話よりもアメリカから日本に帰ってきて平凡な主婦になるまでの物語のほうが興味あるなーと思いながら読みましたが、そこそこ面白かったです。
でもツッコミどころも満載。

Kは実際のところ、ただの老いぼれになってるっぽいのにどうやって主人公を探し出したりしたのかしら。とか。
いやいや母親が殺しの現場に息子をつれていくとか、絶対に絶対にありえないだろ!とか。
実の父親が娘に殺しを依頼するかー?!とか。
しかし、サラ・コナーのように鍛え抜かれた肉体を持つ凄腕のスナイパーの女性、って、永遠に憧れる設定なのでそれだけでもちょっと楽しかったからヨシなのです。