読書日記 ジェイムズ・P・ホーガン 『ガニメデの優しい巨人』
- 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1981/07/31
- メディア: 文庫
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<以下ネタバレします>
ちょっとこのへんで、整理をしないとわからないので自分のために整理。
- ミネルヴァでガニメアン繁栄
- 二酸化炭素の毒性回避のための循環機能を持つ
- 肉食がいないので、性質がやさしくおだやか
- ミネルヴァ大気が変化
- ガルースたちは異星に実験に(長い長い旅へ)
- 自己免疫(地球系)は二酸化炭素問題の解決に繋がるけれども、それによって脳の血液循環が変わる→凶暴・肉食・知能の発達がはばまれる
- 地球に知的生命体が文明を発達させるわけがなかった
- ミネルヴァを放置してガニメアン逃げる
- 肉食の地球系がミネルヴァ原産の動物を殲滅→ルナリアン
- ルナリアン、ミネルヴァで戦争しまくり
- 月にわずかな生き残りがいた(ミネルヴァの月=地球の月になる)
- 地球に渡って、繁栄→人間に
やっぱりわかんないなあ。『星を継ぐもの』の冒頭に出てきたコリエルは「巨人」と書かれていたんだけど。性質的にはガニメアンの性質ではなかし、コリエルはガニメアンじゃなかったのかな。
そこが妙にひっかかっていたから、てっきり今回はそのへんの話だと思っていたら違った。きっとこれは私だけの思い過ごしで、この先も別に答えとかないに違いない。しょんぼり。
今回は「人間はガニメアンが放り出した遺伝子実験の成れの果てだった」っていうのが衝撃の真実なのだけれども、その出し方がイマイチ。ガルース&ダンチェッカーの二段構えがモタついてみえた。
あと、ガニメアンが地球に来た時、絶対に「ああ、お願いだからやめてくれ」っていうような事件を人間がおこすんだとばっかり思っていたら違ってた。安っぽい定番に毒されすぎかも。
希望にあふれるラストはちょっと素直に感動しちゃったよ。ああ、良かった。良かった。
でもって、3册目、そのラストに衝撃の展開なんだなー今のところ。わはー。