『ターミネーター3』


物語 ★★★★☆
映像 ★★★★☆
演技 ★★☆☆☆
総合 ★★★★☆

一言感想:クソを期待していったら裏切られた!!

ターミネーターシリーズの続編。なぜ今頃になって、と思いつつ。
いや、これ、面白かった。サラ・コナーが好きな私は、彼女が出てこないのが寂しく感じられたものの、良い!ターミネーターは機械なのに年をとっちゃったのね、という感じがしないでもないけれども、でもそれにしたってあの身体!!ほうぼうで言われている通り、女ターミネーターが全然こわくないし、そもそも「女」であることがまるっきり生かされていないのだけれども、まあ、いいよ、もうそれは。
ラスト5分がとってもとっても好きだー!!
あ、でも、もちろん2は超えていないと思います。あれはあまりにも名作だった。


<以下ネタバレしまーす。すっごいしまーす>


審判の日はこなかった。ジョン・コナーは、ひっそりとアメリカの片隅で生きている。まず、もう、その冒頭の「審判の日がきていたらヒーローだったけど、平和なおかげでウダツのあがらない労務者」になっているジョンがすごくいい。なんか、汚らしいの。2の美少年っぷりは微塵もないの。驚き。
で、もちろんそこに命を狙う未来からの使者(女)とシュワちゃんが来るわけなのだけれども…
まず、2で溶けてしまったはずのシュワちゃんは開発されなかったはずなのになぜいるの???という疑問。
量産型でしたーっていう解答がチョロっとでてきただけで、そのいい加減っぷりが面白い。えーと、えーと、でも、まって、タイムパラドクスじゃねーの、それ、と思うんだけれども、まあいいや。

なんて言う名前だか知らないけど、巨大クレーンがシュワちゃんを振り回しながら街を破壊するシーンは、すっごい。本当にすっごい。

あと、女ターミネーターは警官に呼び止められた時に無意味に乳を巨大に変化させていたりして、それも面白い。色仕掛けのためちゃうんか、それ!!


でも、一番は、ラストですよ、ラスト。ネットワークに分散したプログラムに中枢などあるわけがない、というラスト。
お父さんは私達を生かすためにシェルターに逃げさせたのよ!とわかる瞬間。すっげーびっくりした。そして感動した。審判の日は避けられない、なんて、最高すぎる。


個人的には4は作らないで欲しいなあ。人間VS機械でしょー?そういうのはさ、マトリクスさんにお任せしちゃいなさいよ、ね。