『パイレーツ・オブ・カリビアン』


物語 ★★☆☆☆
映像 ★★★☆☆
演技 ★★★☆☆
総合 ★★★☆☆

一言感想:ジョニー・デップの素敵っぷり以外は特に…

冒険活劇!チャンチャカチャーン!みたいなアホで気持ちの良いものを期待していったのですが、うーん、70点はあげられないなあ、という感じでした。
最近の映画にありがちな風潮なのですが、ストーリーとしての整合性だとかを重視してだかなんだか、無駄な理屈の部分がダラダラと増えてテンポが悪い。悪かーないんだけど、もちっとテンポ良くいかんかったもんかねーという感想を抱かせる作品。理屈なんてどうだっていいから、映画館でて冷静になってみると「あそこなんかおかしいよね?」と思わせてもいいから、イキオイがあって、ついついのめりこんでしまうようなパワーのあるエンターテイメントが観たい。『マトリクス』がその好例かな。1は良かったけど、2はダメダメ。



巷の噂通り、主役を喰っているジョニー・デップは見物。やだーもー素敵だなー、という感じ。世界で一番「清潔」であることにこだわると言われている日本人であるワタクシは「わーこの頃の海賊って、臭そー」とか思いながら観ておりました。
ああ、途中、ディズニーランドのカリブの海賊そのまま!というシーンがあって、ディズニー映画だけのことはある、と笑ってしまいました。会場がみんな、どうってことないシーンなのにザワついていましたよ。


実は、ぶっちゃけ、途中一瞬(一瞬だよ!)眠ってしまったので、あら、なにかがおきているわ、みたいな感じになったのですが、別段支障はなかったみたいです。


<以下ネタバレ>


とはいえ、その、血が必要、という根拠の浅さはどうなのよ、と言わざるをえない。さっきと言ってること違うじゃねーか!って感じだけれど。理屈をねじふせるイキオイがない作品だったからしょうがない。