『天使は瞳を閉じて』

鴻上尚史の『天使は瞳を閉じて』がミュージカルになる、とテレビの深夜番組を観ていて知った。正確には、CMによって、知った。
http://www.thirdstage.com/tenshi2003/info.html


高校生の頃、88年の公演を観てきた先輩たちがうらやましくて仕方がなかった私は、インターナショナルバージョンを心の底から待ち望んで観にいってきた。
http://www.thirdstage.com/dsbt/tenshi88.html(88年公演)
http://www.thirdstage.com/dsbt/tenshi_inter.html(インターナショナルバージョン)
今でも、まざまざと耳に蘇る。筒井真理子の声。山下裕子の良いチェシャ猫みたいな笑顔。
本家のほうといい、ここといい、過去を懐かしんで「あの頃は良かった」とばかり言っていて、あまりよろしいことではないなと自分でも思うのだけれど。


なんて言ったらいいのか、私にとって、この作品と北村想さんの『寿歌』は、とても特別な思い出の作品だ。そして、思い入れの強いファンにとって、リメイクだとかっていうものは、ありがたいものではない。
だって、マスターだけ大高さんのままだなんて。そりゃないよー。
とか、言い出してしまう始末。
ああ、でも、もうだいぶ忘れてしまったなあ。今、神様が旅に出た後で、と呟いて、続きが出てこないことにがくぜん。私の記憶って、どこまでダダ漏れてるんだろう。
ミュージカルの天使はいいから、あの頃の天使を見せてほしい。


神様が旅に出た後で 天使はずっと意識不明
神様にはなりたくないけれど せめて天使にはなりたかった
あれ。検索したら、神様が死んだ後で、ってでてきた。そうだったっけなあ。でも、それ、台詞としてすごくリズムが悪いよねえ。