『キルビル』感想が読みたいのでまず自分が書くことにします

キーワードからちょろっとめぐったくらいだと、なかなか感想にたどりつきませんね。否定的な意見を読んでみたいなあと思っているんだけど。賛否両論だってきいているのに賛しか目につかない。
どこかのサイトで書いていたのだけれど、音楽もとても良かった。この映画の音楽がすごくなんというか、観ている人をノせてくれて、この選曲がタランティーノ節って感じー!!と興奮しました。映画のBGMとしては、かかっていることが意識されるっていうのは悪いことなのかもしれないけど、私はすごくワクワクした。特に演歌が良かったなあ。笑いながら感動しました。
ああ、そうだ。この映画、終始笑いながら感動していた、っていうのがぴったりだ。くだらねーあたまわりーと笑いながら、タランティーノの撮りたいもの撮っちゃいました!みたいな勢いとかっこよさに感動する。


<以下ネタバレ含みます>


あと、好きだったのは、最初の黒人女性と対決するシーン。ルーシーリューに比べてあまりに軽く描かれているんだけど、かかってらっしゃい、とジェスチャーするところもかっこよかったし(関係ないけどマトリクスの1作目地下鉄のシーンの倒されたキアヌが起き上がって肩のホコリをバフっとさせてからカムカムとするシーンも好きです。格闘技みててもカムカム・ジェスチャーには興奮する。レイ・セフォー大好き)、とっさに武器を背後に隠して『ママの古いお友達よ』と言うところも好きだった。
眼帯の毒殺女もかっこよかったなあ。口笛最高だった。あと、眼帯の赤十字とか。用意してったのかよ!電話でキルを怒鳴りつけちゃうところも良かった。
って、この調子でいくと全シーンを逐一「良かった!」と書くだけの羅列になりそうだ。でも、それくらいこの映画、良かったんだよー。
あ、あといっこだけ。冒頭の深作欣二に捧げるって文章でちょっとジーンとしてしまった。深作のファンってわけでもなんでもないんだけど。深作にってところに。こういうのに私はとても弱いのです。同じような感動の仕方に、カーテンコールに感動してしまうっていうのがあるんだけど。理由はよくわかりません。作品外の、作った人間が垣間見えるのが好きなのかもしれません。
捧げるって、なんて素敵な言葉なんだ。私も処女を誰かに捧げたい。