この長さなら言える!自分語り!

いかりや長介さんが亡くなりましたね。


葬儀・告別式は24日(水)午後1時から東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で。 地図 (地下鉄千代田線・乃木坂駅5番出口 徒歩5分)
 一般の方は入り口付近に献花台か記帳所があるそうです。
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私は『8時だヨ!全員集合』を観たことがありません。『ひょうきん族』も観たことない。小学生の頃は、本当にクラスの話題についていけない可哀想な子でした。
うちは、テレビは一日2時間厳守で、そのうちの1時間は親とともに観るニュース番組に消費されるという家庭だったのです。そして20時までに床につくと母親が本を読み聞かせしてくれるという習慣でした。
なによりも、その二つの番組を観られなかった理由は「人を殴ることで笑いを取るような番組を観るなんてはしたない」という母親の主張にありました。ほら、ハリセンで殴ったり金盥が落ちてきたりするじゃないですか。もちろんとんねるずも禁止でした。
なにが言いたいかって、そんな私でも、いかりや長介という人の死はショックだ、ということです。


私が知っているいかりやさんは、役者としてのいかりやさんです。
お笑いの人が役者に転向したり役者をかねたりするのはよくある話ですが、その中でもいかりやさんの演技は本当に素晴らしかったのです。正直言って、最近のお笑いの人の芝居は演技と呼べるようなシロモノではないので度外視するにしても、北野たけしは演技しているとは言いがたい部分がある(それでも魅せるものもあるんだけど)し、つるたろうの芝居は芝居じゃない、キムタクと同じで、演技をしている気分になっているだけ、という有様の中で、いかりやさんの演技には魂がありました。
良い役者というのは、テレビが普及し安っぽいドラマでも受けてしまうようになってしまった昨今、とても少ない。貴重な人がまたいなくなってしまった、と思わずにはいられません。


心からご冥福をお祈りします。