七夕です

昨日、粒子と喋っていた(もちろんキーボードを介してだよ!)ときに年に一度しか会えない恋人って、というハナシになった。
絶対他に男つくるよね。絶対他の男とやってるよね。でも、恋してる相手は彦星だけなんだよね。
寂しいし、年に一度しか会えないとか、意味わかんないし、別に会う必要なんてない、しなきゃいけないこと沢山あるし、だいたいなんであんな男に私は固執してるわけ?なんつって、わざと7月7日の晩に他の男との約束いれてみたりしてね。
そいで、夜中に「やっぱかえるわ」なんつってタクシーで一人の部屋に帰って来て、あかりもつけずに煙草とか吸いながら
「なにやってんだ、あたし…」
とか呟くよね。泣いちゃうよね。だって、やっぱり、あの人が、好きだ。


なあんて、言っていたのでした。
もちろん彦星のほうも切ない。あれ?こいつ、なんかこの一年できゅうに色っぽくなった?つか、どこで覚えたの、そのフェラテク。みたいな。でも聞けないよね、みたいな。ああ、大人の階段をそれぞれにあがるのね。知らないところで。その結果の片鱗だけが、積み重なっていくのね。
そんなのを、毎年毎年くりかえしてるわけですよ。でも、やめられないんだよね。年に一度の逢瀬を。お互いに結婚して子どもができても続くの。
ああ、こいつ体型かわったなあ、とか。ああ、この人体力なくなったわ、とか。ああ、去年はなかったシミが、とか。ああ、あの頃はハメ倒しだったあの人が、とか。思いながら。


はー。もうそうもうそう。


年に一度しか会えない恋人なんて、耐えられねーって思ったけど、これはこれで萌えるっちゃ萌えるシチュエーション。年を重ねるごとに美しさがなくなっていくけれど、ある年代を境に、また老人どうしになったら美しさ返り咲き。