帰ってきました

30歳になったというのに、お年玉をもらいました。
我が家は子どもが少ないので「親戚が少なくてはお年玉が少なくて可哀想じゃ」という理由で、子どもにしては高額のお年玉をもらっておりました。もうそのへんからして私たちの甘やかされっぷりがわかろうというものなのですが。なんというか、甘やかされている立場としては、甘えられる限りは甘えてやるぜーという心持ちでいっぱいなんです。ダメ人間でごめんなさい。
病院に入院しているおじいちゃんに震える手でベッドから差し出されたポチ袋をありがたく受け取るのは、我が家では一種の孫としての孝行とされています。ごめんなさい。
一番高額のお年玉をもらったときには、今年の私の冬のボーナスよりも合計金額が多い、という事態になっておりました。大学に入学した年だか、高校生の時だかだったと思います。数十万単位でした。ごめんなさい。


ちなみに私を誘拐しても、今は医療費が山盛りかかっているので、そんなに身代金はもらえないと思います。勘弁してください。どれくらい山盛りかという詳細を書くと、私の家はお金持ちなのかな?という素朴な疑問がわきあがってくるくらいの額です。
そういえば、2004年のお正月に銀行の残高が0になっている事件があったのですが(これはさまざまな間抜けな誤解が生んだ事件で、銀行の我が家担当の人を叩き起こして確認した結果、結局残高はきちんとありました)そのときに父親が口走った「あるはずの銀行残高」の額に軽く目玉が飛び出したので、2004年に私の頭が若干おかしかったのは、そのときの後遺症だったんだと思います。
私の頭の病との闘病生活はまだ続いています。