『ハチミツとクローバー』7巻 羽海野チカ
- 作者: 羽海野チカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/03/18
- メディア: ペーパーバック
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自分探しの旅に出て、やっと主人公らしくなってきた竹本なんかは目を細めて眺めていられるんですけれども。あ、あと、山田のことも優しい気持ちで眺めていられます。全力でがんばれよーがんばれよーそんなに簡単に忘れられるわけないよなーうんうんオバチャンわかるよーって。まったく、真山め。
でえええい、森田をもっと活躍させーい、という気持ちもありますが、彼は天才なので動かしようがないんだろうなというのもわかります。恋をさせるぐらいしか物語の中で森田を動かす方法がない。まあ、せいぜい奇行を繰り返すがいいのです。
そこはかとなく漂う腐臭の罠に関しては、この漫画ではスルーすることに決めていますのでハァハァしません勝つまでは。
ほいでもって。はぐちゃん。まいったなあ。小学生と一緒になって、作品を純粋な気持ちで作ろうと努力し始めてしまったらもう純粋な気持ちでは作れない、と泣くところ、痛くてページを閉じてしまいました。
<自分語り>
そうなんだよな。思うがままに、感じたままに、演じてみろとか、その人の気持ちを考えて演じろとか、言われましたよ。ええ、言われました。でも、その人の気持ちを考えている時点ですでにその人じゃないんです。ワアアアアァァァ!! お前の芝居は芝居じゃねえんだよ!って叫ばれなくても知ってるよ私は結局なれなかったんだ。ワアアアァァァァ!!
</自分語り>
い、痛い……
そういえばこの間、巷で痛い痛いと評判の『ヨイコノミライ』を読んでみたのですが。全然痛くなかったよ。私はこういう同年代のオタクコミュニティーにいたことはないのです。ただ、あれだ。平松さんの設定厨なノートとか、あのへんは若干の思い出が。形にして完成させなかったらそれは作品としての俎上にすらのっていないんだよ!と殴りつけて言ってやりたくなってしまった時点でまんまと、なのかもしれません。というか、あれですよ。あの漫画で一番感情移入できるというか理解できるというか私に近いのは、何もかもをぶち壊してやろうとしている彼女の「あの甘ちゃんたちに思い知らせてやりたい」というその部分だけですよ。
あ、あれ…?痛いこと書いてる…?わたし……
- 作者: きづきあきら
- 出版社/メーカー: ぺんぎん書房
- 発売日: 2004/05/28
- メディア: コミック
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