ガラスの仮面OPの綱引きマイムが納得いかない件について

天才を描くときに、もっとも難しいのはその「天才」っぷりを凡人が創作しなくてはいけないことだ。ちうわけで、マヤちゃん(キチガイ)なわけですが。
OPの、綱引きマイムを観るたびに何かがひっかかるので、そのことを走り書き。
パントマイムっていうのは「そうやっているように見える」ことが一番大事なわけで。実際にやった場合の動きを綺麗に模倣すればマイムとして完璧かというと、絶対にそういうことではない。
アニメの動画もたぶんまったく同じ。モーションキャプチャで人間のリアルな動きを模倣したCGアニメの糞ったるいことったらない。記号化されているからこそ素晴らしきこの世界。
このOPで言えば、綱引きマイムなわけだけれども。アニメで綱引きをするシーンをやるとして、それは本当に人間が綱引きをするときの動きと同じかっつーと、当然ちがっていて「綱引きをやっているように見える動画」なわけで。
つまりアニメの動画はデフォでマイムであるので、マイム内マイムがうまいとか下手とかいうことをジャッジすることができない。むしろ、アニメ内綱引きのシーンよりも綱引きに見えないように描かれているから、むちゃんこ下手に見える。
なんでわざわざ入れたのか謎なところだなぁ。


あと、まあ、これは原作の問題というか、アレですが。やっぱり何度みてもマヤちゃんの絶対経験主義っぷりには辟易だなぁ。迷惑すぎる。でも学校の廊下で前日のドラマのラストシーンを再現するときの電波っぷりは愛さずにいられないものがあるのでした。「カモメ、アァ、アァ、アァ(ばさばさ)」
あと、アニメスタッフは白目の使いどころを間違えていると思います!