フ、と我に返る

人生なんて苦労していないほうが真直ぐで優しくて変にヒネてなくて素晴らしいに決まっている。
って確信しているのに、我ながら矛盾したことだけど、貧乏したことない人が貧乏してます苦労してますみたいなお顔をしていると腹立たしくなってくるというか、本人が自称しているほどには貧乏じゃないし苦労もしていないって、祝福こそすれ腹をたてるようなことじゃないのにどうにもこうにもカーっとなるときがあって「貧乏を自称するなら自動販売機の釣り銭のとこをは一通りなんの感慨もなしにさっと一撫でできるくらいのことは経験しとけやっていうかそのレベルまでいってないでお部屋で3食カップヌードルなんてブルジョア生活しておいて貧乏面されてもねぇ?」みたいな、いわゆる貧乏人のプライドというか不幸自慢というか死ぬ程アホくさい思考が頭をグルっと巡るわけなのですが。
このあいだの飲み会(いわゆるオフラインミーチング)で、6人中3人がホームレス経験者だったことを思い出しました。私なんて住む部屋に困ったことないし、コンビニの廃棄待ったこともないし、朝搬入前のパンを盗んだこともないし、全然全然貧乏について語る資格ないよ、ネ……


ってなんだよその資格!!!(われにかえった)