SOLTYREI

いやべつにレイつながりってわけじゃ…。ということで、一挙3話放映で完結したソルティーレイです。ちゃんと最終回まで放映してくれるっていうのは、なんかそれだけで好感度あがりかねないよね! タイドラインブルーに怒っていた頃がなつかしいよね!
レベル格差のある社会を改革したいっていうローズに対して、日々の幸せがあればそれでいい理論のソルティーがおさめちゃうってのが、どうも納得いかず。そこはソルティーにそんな卑近な理屈を言わせないで「どんな理由があろうとお友だちを攻撃しちゃいけません!」みたいな、アクセラを守るって理由だけでよかったんじゃないのかな。そこで無理しなくていいんですとか言われて泣き崩れるローズもようわからんよ。
大体なんでアシュレイに協力してるんだ? いや、利用されてるんだけどもさ。つか、そもそも、ローズはなんなんだ???? なんで助かってるの? そこが最後までわからなかったよ。ローズが実は何か重要なカギを握っている特殊な遺伝子の持ち主で、とかそういう展開になるのかと思ったら微塵もならないでやんの(なかった…よね? 私が見落としたのか…?)。じゃあ、たとえば強力に改造されていてアシュレイのイヌとして使われるのかっつったら、使われてはいたけど記憶もそのまま持ってるみたいで思想的には別に洗脳とかされてなくてイヌになってないし。なんだったんだろうなー。
でもって、ソルティーは3大コンピュータ(なんていえばいいの!わかって!)のひとつでしたよ。な、なんでソルティーだけ人型……まいっか!まいっか!
また例によって例のごとく妄想を発揮して考えると、機械至上主義派のエウノミアと、人至上主義のソルティーと、どちらがどう転んでもリセットボタンを押すエウレネ、とかそういうバランスだったのかな。3つのCPが用意されているっていうのは、その3つが均衡するためのはずだから、1つソルティーだけ残った状態っていうのは危険(思想に偏りがある)と言えるのかもしれない。そう考えると最後ソルティーいなくてローズ選挙に立候補みたいな流れは健全な社会になろうとしているっぽくて好きです。
あと、いつまでたってもロイが酒に逃げて泣いたりするところも好きだな。おま、また……!って妙に愛しくなった。これが、だめんずを愛する心なの……?
しかし、アシュレイたんは手段が過激派だっただけでエウノミアの支配を止めようとしてて悪い人じゃなかったような感じがするんですけれども…。上記ローズのこともそうだけど、このへんいまいちちゃんとわからなかったなぁ。プロシードなんだったの? お前わかってねーな、という人、今度解説してください。
始まった当初の「なんだこの失敗したハードボイルドもどきは」みたいなものがローズ死亡あたりで化けて楽しめたんですけれどもね、全体的には。色々不満というか、よくわからないことも多かったよ、という感じ。特にローズ関係がなー。うううん。あ、ソルティーは最初ベルダンディー的良い子っぷりにイラつくかと思ったんだけど、ちゃんと好きになりましたよ。ローズ死亡時に落ちたロイをどうにかしようとがんばる姿は本当に泣けた。
最後、何年後か知らないけどロイがデブリ屋になってたのは(なってません)面白かった。ソルティーいてよかった。
あとは、あれです。このアニメは父娘感情がほとんどを占めていて恋愛要素が主軸においてはほぼ皆無なところが良かったよ(途中ちょっとあったけど。半分、本気です)。