『夏期限定トロピカルパフェ事件』米澤穂信

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)

積読を放り出してでも読むべきだと言われたので読みました。
なるほどこれは。面白い。春期を読んでから読むべき正しい続編です。小さい事件の罪重ねや人間関係が出来過ぎかもというくらい有効に作用していて、最後まで読んだ時ためいきが出ました。いろんな意味をこめて。

小山内さんが、自ら関与しているっていうのはわかるんだけれども、その先がすごいね。その黒さがすごい。
そして、そのあとのお別れシーンときたら。うー。
それにしても出て来るスイーツが美味しそうで困った。わ、わたしにもそれいっこいただけませんかー。
なんつーか。激しく心揺さぶられるような本ではなかったんだけれども、でも面白くて、こんなふうにひっくるめちゃいけないけど、青い春です、おのおのがたよ。だ。