かもめ食堂


観た映画は、かもめ食堂です。id:tobiyanがもうじき終わるとか書いていたので慌てて観にいったのですが、まだまだやっているところではやっている模様。だまされた! でもまあ有意義な一日にできたのでヨシとしておいてあげるわ(貴族目線)。
映画は大変に面白かったです。なんか数列後ろの観客の人たちが妙にオーバーリアクションでやたらと笑うのでうるさかったけど、おかげで「ぷっ」て感じるところでは躊躇なく笑えたので、まあいっか。もたいまさこのワンピがすごい面白かった。いやー。いやーー。レインコートにしか見えねーー。いきなり森いっちゃうー。あと、片桐はいりは、あれ、たぶん世界共通でブサイク判定される顔だよね。
で。観ていてずっと気になったこと。小林聡美って、こんなにも「健康」な感じの人でしたっけね? なんていうのかなー。ku:nelとか読んでいそうっていうか。毎晩かかさずにヨガとかやってて、身体に余計な脂がついてなくて、でもギスギスしていなくて、オシャレすぎず地味すぎず、余計なことは言わずという。いや、まあ役のせいもあるんでしょうが。なんだか、なんだか素敵なんだけど、愛せなかった。やぱ猫やっていた頃のアナタはそんなんだったか?って画面に問いかけながら観ていました。変化して当たり前なんですけれどもね。
というか、この映画そのものが、どろっとした部分を全部排除したみたいな映画で、オーガニックフーズみたいな匂いをかもしだしていたからなのかなぁ、やっぱり。すごく素敵で面白い映画だったけど、なんていうか愛せる映画ではない、みたいな。これを愛する資格が私にはないーみたいな感じかなぁ。それも違うような。
日本オタクのフィンランド青年とか、すごい面白かったし、3人組のおばちゃんも良かったし、不満な点は何一つないんだけどもなー。観終わってからすごい良い気分だったし。私はもっと汚いモノが好きなんだろうな。優しかったり、素敵だったりしすぎるモノは愛せないんだ。


でもなんかわからないけれども、観終わってから謎の衝動に駆られてunnana coolで下着をいっぱい買って帰ってしまった。そういうところからちゃんとして背筋伸ばしていくぞー!みたいな気持ちに流された。なんか、そういう映画だったんですよ。