『スウィニートッド』
久しぶりにテニとかブリとかつかないミュージカルを観にいって来ました。や、出演者に城田くん*1がいたからなんですけれども。面白かったです。なんの予備知識も入れずに観にいって、最初の歌が始まってから「おお、そういえばミュージカルというものは歌詞を聞き取って物語りを理解するものだった！」と思い出しました。
宮本亜門演出で、主演は市村さんと大竹しのぶ。装置がとにかくかっこよくてよく考えられていて素敵でした。大竹しのぶは、はすっぱで下品だけどとにかく愛はある、みたいな女を演じるのが上手いなー。でもお歌はイマイチ。市村さんをちゃんと観るのはいつぶりか思い出せないくらい久しぶりだったのですが、おさすがでした。聞き取りやすいし、観ていての感情表現もかっこいい。ほわぁー。
心配していた城田さんは、心配していて本当に申し訳ありませんでした、というくらいお上手でした。あなたはこっち側の住人だったんだね……。高音のノビがもうちょっとだけ良くなったら、文句なく素敵だな、と思います。
役どころ的に、年かさのカップルとして市村＆大竹がいて、年若いカップルとして城田＆ソニンだったので、こう、テニミュにおける手塚部長のおっさん然とした立ち居地に比べてとてもｷｬｯｷｬしていて可愛らしかったです。水兵さんの制服も似合っていたよ……！
休憩時間にパンフレットを買うまで、武田真治を武田真治と気付くことができずに、あの人だけ聞き取れない……と思っていたのですが、武田真治と知ってからは思ってたより上手い……となりました。バイヤスがかかったのか後半で調子が出てきたのか最早判断がつかないくらい正統な芝居を鑑賞するための脳がなくなっております。
観終わってから、一緒にいったお友だちと話していて「演技がうまいって、どこを見るんですか？」というようなことを聞かれて答えに窮してしまいましたよ。えへへ。某氏からのプレセニアムアーチに関する質問にも「さあ？」としか答えられなかったし、おにいさま、私は堕落いたしました……！
