ヱヴァンゲリヲン 序

ヱヴァンゲリヲン観てきました。
私はとても満足した。
お話的には、日本中の電気を集めるヤシマ作戦までのまとめリメイク+αって感じなんだけれども、全然退屈しなかったです。背景とか如実に進化していて、それはつまりCGの進化なのかなーって思うけれども*1「できるようになったので理想形を作ってみました」というのがなんか私にはとても良かった。
いや! 正直に言う! もう、背景とか第3新東京市の動きとか、そういう部分を食い入るように見つめるだけで、それらを受け止めるだけで、オナカいっぱいになれるくらい良かった! かっこよかったーーー!!!
なんか、こう、農作業している人たちがいるーとか、迎撃システムみたいなのの動きとか、イチイチ惚れ惚れなんだよ!


あと、私が忘れていただけなのかもしれないので自信がもてないんだけれども、いくつか足された台詞とかシーンとかあって良かった。へーーここを省いてこんなのを入れるんだーっていう。
個人的ツボだったところとか具体的に。一応隠しておきますね。


冒頭の赤い海で劇場がざわめきました。私も息をのんだ。思い返せばこの時点ですでにヱヴァにグっときてたんだなー。
中の背景描き直し本当にすげー。かっこいい! 第3新東京市の変形だけじゃない! 使徒だけじゃない!!
シンジくんはそれでもカセットテープを聴く。というのが個人的にはツボった。繰り返される再生のメタは健在か、という。というか、あの時代背景で現代にリメイクしてもあえてカセットテープだっつうのは、完全に深読み誘導ですよね。釣られるクマー
逃げたシンジくんが戻るとこの新シーン良かった。黒服あんなにいっぱいついてってたのかよ!というアホらしさみたいなのが。そしてシンジくんわかってたんだ、というのが。
「笑うと良いと思うよ」って、こんなシーンだっけねー。そして綾波にまったくときめかなくなっていた私である。
ヤシマ作戦はすげーわ。使途の変形が気持ち良くて困ったわ。あんな強いの勝てるわけねーって思ったわ。あれみるためだけにもっかい劇場に行きたい。
ミサトがリツコに愚痴るシーン、あれ、あんなゴンドラだったっけ? なんかあそこすげー良かった。あの手すりと足ブラブラはすげーいいな。
リリスの形状が微妙に違うー。ミサトさんがもう「リリスよ」とか言ってるー。あの不気味な顔とか怖かったのになんか受け入れられるデザインになってた。人の足がいっぱいはえてたりして、より親切になった? それとも別物と受け取るべき?
あとなんといっても、そのあとの、ギュっと手を握るシーンだよ。わーん。ぐっときた。きすぎた。
割と良いトコなしの綾波さんでしたけれども、例のあのどんな顔したら良いかわからないって台詞よりも「私が守るから」のほうが良かった。あのカーテン越しのシーンは超いいなー、良かったなー。
カオルくんがもう出てきたー。歌はいいよニャーって言ってくれないのかしら!
そ、そして「またしても3人目」とか言ってる!!! 平行世界?なの? そこは月? その棺桶はなに?
で、予告ですよ。月からくるーーーーーー!(ごろごろごろごろ)
不満点は今のところ鈴原たちの薄さかな。あれってテレビでもこの段階ではこんなんだっけ?
なんだか観ている途中に気付いたんですけれども、ものすごーくミサトさん贔屓になっていました。ミサトのどこが良いのかさっぱり理解できないよ派だったのになー。これは私が年をとったからなのか、今回の演出的にそうなっちゃうのか。
でも、逃げる子どもよりも、闘わざるをえない子どもたちよりも、誰よりもミサトさんが切なく観えた。


私が観た映画館では、予告編の後で客席から拍手が沸きあがりました。わたしもパチパチした。
色々あって、今日行くかどうするか迷ったんですが行ってよかったです。次は2008年秋かー。

*1:そういう意味でつまらない変化の仕方をしたと思う人もいるかもしれないとは思う