『ランゴリアーズ』スティーブン・キング
ランゴリアーズ (文春文庫―Four past midnight)
- 作者: スティーヴン・キング,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/07/09
- メディア: 文庫
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そかそか^^
『霧』的中篇。いや、長篇あつかいでいいのかな、これ。面白かったです。
『霧』タイプのキングが元々好みでもあるのですが、たいていは正体不明な時の恐怖が一番好きで、それがわかって以降は興ざめして下降線なのにこれはそうでもなかったところが良い。空港到着後こそが本番。私は眠らなくてはならないと気付くあたりの緊張感が一番好きです。(でもあの聖人君子的解決はいただけない。機知で乗り越えてほしかったわ−)
あと、少女にそれをやらせるかーというところがね!キングらしいっちゃーらしい。少女たという理由だけでは優遇されない(でも神格視はされてるけど!)
で、同時収録の盗作がモチーフのお話も面白かった。でも傑作ではないかな。なんで2冊にわけないんだろうって思ったけど、コチラを一冊で本にすることは難しいからですね!きっと!地味だし!
というわけで、久々のキング。まぁまぁの当たりでした。まんぞく。