『キマイラの新しい城』殊能将之

キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)

キマイラの新しい城 (講談社ノベルス)

へー。面白かった。前に読んでいたエルロイとの文章の密度の差にスカっとずっこけながら読みました。
ヨーロッパから移築させた古城に住むとある社長に、その古城の主であった600年前の騎士が乗り移って、自分を殺した犯人を推理してくれと石動にせまってさあタイヘン、というお話でした。そして同時に起きる現代での殺人事件。
こういう、設定そのものが変なお話だいすき! 謎解きもウケました。もっと色々濃密に描写して倍のページ数で書いてくれたらもっと良かったのになー。