『双生児』

双生児 (プラチナ・ファンタジイ)

双生児 (プラチナ・ファンタジイ)

面白かった……! id:reriさんにお借りしました。『残虐器官』を返したら、3秒後に部屋から持ってきてくれた。ありがとう!
表題の通り、とある双子が主人公なんですけれども、双子ものってなんでこう素敵なファンタジーなんでしょうね。アゴタ・クリストフの双子3部作も素敵でしたけれど、これも良かったー。
前半は完全に後半にむけての種蒔き。どこに着地するのか全然わからず。というか、

チャーチル双子とか!! あつすぎててっきりそこが主題だと!!!
後半にジワジワと前半での仕掛けがきいてくるところが読んでいて鳥肌(いろんないみで)でした。私は可哀想なお脳の持ち主なので、後半のかなりの部分を読むまで、色々意味がわかってなかったというか…どういう意図のSFなのかがわかっておりませんでしたけれども!
読み終わってから「ふーーーーー(おもしろかった……!)」とため息が出るような、良い本でした。せつない。
っていうか! チャーチルこええー!