夏休み満喫にっき

この忙しい時期に!という社長の言葉を尻目にお盆休みに有給をくっつけて、祖父母の家に遊びにいってきました。小学校を卒業するまで、夏休みの2/3はこの町で過ごしていたよ、という心の故郷。
到着した日がたまたま花火大会の日だったので、晩御飯の後で夫とフラフラ。花火大会に行くのなんて数年ぶり。この街の花火大会にいたっては、多分小学生ぶりなので、えーと、引き算ができない年ぶりです。

浜であげる花火を港から観るので、とっても近い。会場のアナウンスで何度も「降ってくる花火のゴミが目に入らないようにご注意ください」って言ってました。ものすごいゴージャスに花火があがっていて、景気が良かった。(町は寂れていますけど)あんまり風が吹いていなかったので、煙が残ってしまっていて何度も「あーもったいない!みえない!もったいない!」って叫びました。周囲の浴衣女子たちも叫んでいました。

ひさびさに夜店がいっぱい出ているようなお祭りで、金魚すくいとかかき氷とか色々あった。そして小学生男子の心を鷲掴んでいたクジ屋さん。たとえ一番良い景品がPS2でも、クジは小学生のロマンです。


翌日は、大好きだった駅舎が取り壊しになるというので散歩がてら写真を撮りに。

もう工事はじまってた。

ものすごく趣のある良い駅舎なのになー。でもたしかに改めて見てみたら、危険なくらいにボロボロでした。もうちょっと手入れしながら使ってもらえれば良かったね……。

まだまだ駅舎の取り壊しを知らない人たちが来るので、駅の構内への立ち入りはフリー(構内に案内が書いてある)。工事現場の人たちは臨時改札の場所を案内したり、多忙。私たちが写真を撮っている間にも、定期を買いに駆け込んできてキョロキョロっと見回して出て行く女子中学生(推定)とか、駅がつぶれたのかと仰天しているおばあちゃんとか数人が来ていました。


アーケードが老朽化で取り壊されて、開いているお店も昔の1/4以下に減ってしまった商店街。

おお、駅でみたよ、次男坊!
なんかもうすっかり商店街っていうよりも住宅街、みたいになっていました。住んでいる人たちにとっては必然的な変化なんだろうけど、寂しい。

海辺の景色は変わらない。
と、そんな感じに散歩していたら日に焼けました。そりゃなー。


おじいちゃんが大事にしている中庭。真ん中らへんの燃えた痕は、迎え火焚いた痕。

椿の新木が生えてきた大事にしていたら、元々あったほうの木が枯れて折れてしまったって残念がっていた。でも新しいのがでると毎度そうやって前の木が枯れるらしい。今回で3代目。枯れる前の木は、信じられないくらいに花を咲かせたって言ってました。最後のひと花は本当に咲くんだ!

こっちはおばあちゃんが描いたお掛け軸。ちなみにこの家には冷房が二階の一部屋だけにしかありません(泊まりにくる孫用に25年くらい前に設置された)。


大人になってからは本当に滅多に帰らなくなっていたから、町の変化が激しすぎて驚いたなぁ。もうちょっとちょいちょい帰りたい。
帰ってもまだまだ休みがあるどー!という気分でいたけれど、明日は旅行にもっていった荷物を片付けたり洗濯したりして、15日は休んだ分をカバーしに出社してテニミュ、16日はコミケ、と思ったらほとんどボケっとする時間はなかった。
ちなみに、この旅行の間に読了するつもりで鞄に忍ばせていった『ディスコ探偵水曜日(下)』は、5ページくらいしか読みませんでした。コマッタネ。