せちがらい

テレビをみていたら、ユニクロの新ブランド(?)「g.u.」の発表のニュースをやっていた。格安ジーパン980円だって。「確実に売れる」って、社長だかなんだかが断言していた。
なんでもかんでも安く作って、これでまた大量消費型の衣料品業界は恐々とするんだろうか。また「コスト削減!価格ダウン!でも品質はアップして!!」ってことになるんだろうか。(なんかそんなCMやってるね、衣料品じゃないけど)それで首がしまってくるメーカーやら工場の人たちが、苦しい生活の中で活用する衣料がg.u.なのです。なんて、素晴らしきこの世界。
消費社会では消費を回転させることが大事だけど、そして自分が買い物するなら安いほうがうれしいけど、でも、そうやって、業界全体の首をゆるやかにしめて、ユニクロの目指すものって、なんなんだろう。980円という衝撃的な値段じゃないと意味がなかった、って言ってたけど、その衝撃の持つ意味は、なんなんだろう。
みんな、ユニクロしか、着れなくなっちゃうよ。とか、思って、朝から憂鬱になりました、という、お話でした。
そういや、昨年度の大手アパレル関係で唯一の右肩あがりだったのがユニクロだとかなんとかいうニュースを耳にしたときにも憂鬱になったものでした。安さを追求する会社が、ファッションという畑で、一番伸びるって、なんていうか、こう、悲しい。


まぁ、あるところにはあるみたいだからお高いお洋服も売れ続ける。知ってる。ユニクロは上手に賢く部分使いで使うんだろ。知ってるよ。