『キスオブザドラゴン』

ジェット・リーかっこいいよ映画でした。
色々と謎に思うことが多くて、見終わってから「え?終わり?あれ?解決にな……まいっか!」みたいな感じ。
つっこみどころは満載だけど、それをつっこむのは野暮ってもんだな、うん。ってなる。パリこえー。


あの娼婦ちゃんと娘ちゃんは、無事に残りの人生を謳歌できたんでしょうかね。ビデオテープはゲットだぜしてたし、彼女も証人になってくれるだろうし、ジェット・リーの無実は主張できるかもしれないけど、それにしたって余分な人を殺しすぎですよねー。ねー。
あとあの、切れ者っぽい上司の人が死んじゃったの残念でした。彼を使った頭脳戦もちょっと期待したんだ。ちょっとだけね。あとあの、匿ってくれていたおじいちゃんも。死んじゃうだろうなって思ってたけど、もうちょっと見せ場を作ってあげればいいのにー。あの海老のフライのお店自体は素敵。
リチャードは、あんな強引にやりたい放題やって殺しまくって、あんまり頭よくなさそうな部下たちを引き連れてるのに、あんなにも信頼が厚いって、本当はなにかすごい人なんじゃないかしら。
フランス警察の建物での最終決戦みたいなやつで、なぜかフロアの人たちみんな「訓練じゃないんだ」とか言って下におりちゃった後の、ジェット・リーv.s.金髪クールカットのガチムチ2人になったとき、2人目のほうがアッサリ倒されたのが面白かったです。カムカムしあうのも面白かった。でも今まで観た映画で一番素敵なカムカムは、『マトリックス』のキアヌです。ゆずれない。肩の埃がバフってなるやつ。
なんだかんだで無愛想で無表情なジェット・リーが、はにかむように笑う顔は素敵って思っちゃうので、何もかも理屈を言ってもしょうがないっていうのが結論です。
でもトム様の域までは、まだまだね!