『用心棒』

あの世界のクロサワと世界のミフネの用心棒です。実は観たことなかった(たぶん)。
いやぁ、かっこよかったなぁ。三船敏郎のひょうとしたキャラクターもさることながら、仲代達也がめちゃくちゃ色っぽかった。ピストル……似合う……!
あと、山田五十鈴演じる女房が、憎らしくて肉感的でしたたかで、すっごくよかったです。
全体的に、想定以上にユーモアに溢れてました。
あの阿呆の眉毛ゲジゲジ弟は出てくるだけで愉快だし(物語を回すのはいつだって阿呆!)三船の色々「ずりーー」ってところも愉快。重傷だったのにーとか。文字通りの高みの見物とか。
飯屋のおじぃもとても愛すべき人で、まぁその立地だったらそうなるわな、という事情通で面白かった。それだけに、吊られた時にはヘビィが過ぎるゼ……と思ったけど、次のシーンで胴から吊るされているだけだったのでホッとしましたまる。
椿三十郎』も観たいなー。