ばーななばななばーなな

みなさま、おはようございます。世間的には8日の早朝ですが、私的には7日の深夜です。
今期新番組は順調に観ておりますが、なんとか観ないで切るもののないようにがんばっていますが、人間がんばるにも限界というものがありますよね!
とりあえず、いまのところ「こりゃダメだ」っていうのはRAY THE ANIMATIONのみです。冒頭のBJで「うわ」ってなって、ラストのなんでBJそこにいるの、という時点で超絶アウトになりました。

SOLTYREI

いやべつにレイつながりってわけじゃ…。ということで、一挙3話放映で完結したソルティーレイです。ちゃんと最終回まで放映してくれるっていうのは、なんかそれだけで好感度あがりかねないよね! タイドラインブルーに怒っていた頃がなつかしいよね!
レベル格差のある社会を改革したいっていうローズに対して、日々の幸せがあればそれでいい理論のソルティーがおさめちゃうってのが、どうも納得いかず。そこはソルティーにそんな卑近な理屈を言わせないで「どんな理由があろうとお友だちを攻撃しちゃいけません!」みたいな、アクセラを守るって理由だけでよかったんじゃないのかな。そこで無理しなくていいんですとか言われて泣き崩れるローズもようわからんよ。
大体なんでアシュレイに協力してるんだ? いや、利用されてるんだけどもさ。つか、そもそも、ローズはなんなんだ???? なんで助かってるの? そこが最後までわからなかったよ。ローズが実は何か重要なカギを握っている特殊な遺伝子の持ち主で、とかそういう展開になるのかと思ったら微塵もならないでやんの(なかった…よね? 私が見落としたのか…?)。じゃあ、たとえば強力に改造されていてアシュレイのイヌとして使われるのかっつったら、使われてはいたけど記憶もそのまま持ってるみたいで思想的には別に洗脳とかされてなくてイヌになってないし。なんだったんだろうなー。
でもって、ソルティーは3大コンピュータ(なんていえばいいの!わかって!)のひとつでしたよ。な、なんでソルティーだけ人型……まいっか!まいっか!
また例によって例のごとく妄想を発揮して考えると、機械至上主義派のエウノミアと、人至上主義のソルティーと、どちらがどう転んでもリセットボタンを押すエウレネ、とかそういうバランスだったのかな。3つのCPが用意されているっていうのは、その3つが均衡するためのはずだから、1つソルティーだけ残った状態っていうのは危険(思想に偏りがある)と言えるのかもしれない。そう考えると最後ソルティーいなくてローズ選挙に立候補みたいな流れは健全な社会になろうとしているっぽくて好きです。
あと、いつまでたってもロイが酒に逃げて泣いたりするところも好きだな。おま、また……!って妙に愛しくなった。これが、だめんずを愛する心なの……?
しかし、アシュレイたんは手段が過激派だっただけでエウノミアの支配を止めようとしてて悪い人じゃなかったような感じがするんですけれども…。上記ローズのこともそうだけど、このへんいまいちちゃんとわからなかったなぁ。プロシードなんだったの? お前わかってねーな、という人、今度解説してください。
始まった当初の「なんだこの失敗したハードボイルドもどきは」みたいなものがローズ死亡あたりで化けて楽しめたんですけれどもね、全体的には。色々不満というか、よくわからないことも多かったよ、という感じ。特にローズ関係がなー。うううん。あ、ソルティーは最初ベルダンディー的良い子っぷりにイラつくかと思ったんだけど、ちゃんと好きになりましたよ。ローズ死亡時に落ちたロイをどうにかしようとがんばる姿は本当に泣けた。
最後、何年後か知らないけどロイがデブリ屋になってたのは(なってません)面白かった。ソルティーいてよかった。
あとは、あれです。このアニメは父娘感情がほとんどを占めていて恋愛要素が主軸においてはほぼ皆無なところが良かったよ(途中ちょっとあったけど。半分、本気です)。

ゾイドジェネシス

いやー。面白かった。4クールという長丁場を丁寧につくってあって、私は大変に満足です。もちろん中だるみもありましたけれども。ディガルドと手を組んでの総力戦はチと唐突でしたけれども、それまでの流れがずっと丁寧だったから私は許容できましたよ余裕で。ジーンという共通の敵が登場していたことですしね。ちょっと今いろいろ思い起こしてみても「おかしくね?」って感じる部分がほぼ皆無というのはすごいことだと思います。
ここまで丁寧なことをしていて、しかもあのOP曲なら、ジーン側にも「まっとうな人がいるのに殺さなくちゃいけない(戦争ですから)」があっても良かったんじゃないかなって思うけど、ま、鬱すぎるか、それは。でもちょっとジーン「だけ」すぎたかなってのはあるかなー。
討伐軍のリーダーがいくら最強のゾイドに乗っているとはいえ年端もいかない少年、というのはアニメの主役だからだよね!的なところなのですけれども、そこへの説明、それを大人たちが受け入れられない、受け入れる、ルージがんばりすぎて疲れる、近々の人たちは受け入れてるけど総意にはなりにくい、でもがんばる、認められる、とかいう過程を最後の最後までちゃんとやっていて、そういうところが本当に好きでした。ガラガのとこで泣くルージくんには号泣せずにはいられなかった。
そして最後の最後までの苦戦とか、うおーそこでルージくんがゾイド乗れなかった頃をもってくるかーとか、フェ、フェルミがきたーーーー(泣いた)とか、ミィが、ミィがああああああ(また泣いた)とか、最終回は見せ場だらけで本当に素晴らしかったです。
最終回手前での、ミィとルージくんのシーンも良かったなぁ。この二人のほのかな感情が可愛い年相応の描写で良かったのですよ。もしかして最後までそんなのはないかな?って思ってたら、ルージくんミィの肩とか抱いちゃうし! ピンチのピンチでミィの姿を思っちゃうし! ああー恋だわぁー。ぽわーん。ほんと、いろいろ丁寧。ラカンの最期(じゃないけど)も迫力あって、あそこも泣いた。あれで生きてるのはかなりズコーだけど、でもいいよ。だってミィが泣きながら待ってるんだもん。いいよ、いいよ。オレのことはいいから先へ進めをやったのに存在を思い出されることなくおわったソルティーレイの兄貴とは大違いだ……。
いやー、しかしルージくんは本当に成長しましたね。成長しすぎてて、なんか可哀想なぐらい。このルージくんの成長っていうのは、戦争の中にいる子どもの成長なんだよね。順当じゃない。不必要なまでに大人にならなくてはいけないから成長したっていう成長。そのへんがちゃんと作中で描けていたように思います(そして、周囲にいる大人たちがそれをわかっていてちゃんとフォローしたり支えたりしてくれるのがまたいい)
ちょっと食い足りなかったのはセイジュウロウとロンかなー。セイジュウロウは病気設定とか途中でかなり簡単に解決されてたから(それでもちゃんと拾って解決するのがえらい)人気なかったんだろうな…。ロンは、まあ空の人だった展開で重要ではあったんだけど。もっともっと観たかったんだよー。なんでガラガと仲良くなったかの過去回とかたっぷりあってくれてもよかったんだぜ。
あー。しかし、本当に満足したなー。もう観れないなんて寂しいよ。
最後のルージくんの

戦いの終わりを宣言します!

でポロっと涙が出たよ。村にもどるんだね。後日談を観たかったけど、しょうがないかな。おつかれさまでした。いいアニメだった。