読書日記 『コズミック流』 清涼院流水
- 作者: 清涼院流水
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2000/04
- メディア: 文庫
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で、そんなシリーズに再度チャレンジする気になったのはどうしてか。
舞城王太郎の『九十九十九』を読みたいからです!!
なんか、帯をみたらJDCのツクモだ、とか書いてあるんだもん。えーって、じゃあ読むーって、なりましたよ。ならざるを得ませんよ。
ということで、一種の苦行のごとく手に取ったのでありました。
このシリーズの何が嫌いって(前回ノベルスの『コズミック』だけで終了しているのにシリーズとかっていうくくりで語るっつうのもどうだ、というのは置いておいて)
- 探偵の異名がきもい
- ポニーテールとか、腰まである髪の毛の美丈夫とか、きもい
- またその探偵を格好良いかのように扱っているのがきもい
のですよ。たまらなく。なんでもかんでも説明してしまう薄い描写。おえーッ。
そしてなによりも、この作品に漂うオタク臭!あーさむい!ほんとにさむい!
と、思っていたのですが。この一冊目では、それらをほとんど感じませんでした。まあ探偵がほとんどまったく出てこないうちに終わるので当たり前と言えば当たり前。
この人の『秘密屋』を読んだら別にその本はオタキモっぷりを感じなかったので、森博嗣のVシリーズのごとき、これは確信犯な描写なのだろうな、と思っています。
とりあえず、作者オススメの
『コズミック流』→『ジョーカー清』→『ジョーカー涼』→『コズミック水』
という順番で読もうと思います。ノベルスで読了しているってことは、『コズミック水』は読んでいるはずなんだけども、探偵がきもい、ということ以外はさっぱり覚えていないので、きっと楽しめることでしょう。
でーも、これ、メタなんだろうな、オチは。他にありえない気がするよ。