『20世紀少年』 浦沢直樹
20世紀少年―本格科学冒険漫画 (1) (ビッグコミックス)
- 作者: 浦沢直樹
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2000/01/01
- メディア: コミック
- 購入: 4人 クリック: 220回
- この商品を含むブログ (363件) を見る
読み終わったら、続きを読まずにはいられなくなっていた。
連載であれば我慢する。連載でなくとも、次巻が発売されていなければこれまた我慢する。
でも、書店に行けば13巻まであることがわかっている。
時間は20:45。このへんの本屋は21:00に閉まる。まだ間に合う。
私はまず古本屋に走った。6、7、8、9、10、12巻があることはわかっていた。とりあえず購入。
続いて地元の本屋その1に行った。ない。肝心の、2巻と6巻を繋ぐ部分がない。7巻以降は全部揃っているのに。いやいや、でもココは小さい。地元には2軒本屋がある。大きい方にはあるに違いない。地元の本屋その2に行った。
ない。お約束すぎるぜ、ブラザー。
3、4、5を購入せずして6巻を読むか?否。断じて否。私はそういうことはしない主義だし、3、4、5でとんでもない展開があるかもしれないし、飛ばして6巻を読むことによってとんでもないネタバレを知った上で3、4、5を読むことになるかもしれない。3、4、5を買わずして、私に未来はない。
フと、2、3日前にズラリと並んだ『20世紀少年』を見たことを思い出した。あそこに置いてあることは覚えている。あそこに行けば必ずある。
私はタクシーを拾った。あの本屋は21:30まで。まだ間に合う。
そうして、私の手元には今、読み終えたばかりの『20世紀少年』がある。古本屋で買った意味皆無のタクシー代がかかったが、まったく後悔していない。
こういう真似をする瞬間のために、私は毎日稼いでいる。
すごく楽しい4時間だった。幸せ。