『明智小五郎 対 怪人20面相』


物語 ☆☆☆☆☆
映像 ☆☆☆☆☆
演技 ★☆☆☆☆
総合 ☆☆☆☆☆

一言感想:宮沢りえ以外は全てがクソ

2002年に放映されたテレビ特番。ストーリー的に、特にネタバレするようなことはなにもなし。実は恥ずかしながら江戸川乱歩をほとんど読んだことがないので、イメージ云々っていうのはない。ない。が。


いやーひどい。まず、戦隊モノのようなチャチな特撮がひどい。映像がみんな、ほんっっっっとーにちゃっちい。私はドラマや映画を観る時に、必要以上にセットや照明に気をつけて観るようにしているし、なにがダメでもそこが良かったら評価できるのだけれども。私がこの2時間ドラマを通して唯一「オオ」と思ったのは、ロマノフのダイヤを入れていた飾り箱、のみ!
キャストにお金をかけすぎて、美術にまわすお金がなかったんじゃないだろうか。
関係ないけど、『スパイ・ゾルゲ』もひどかったなあ。当時の銀座を再現した、とかいう映像がチャチで。日本の特撮技術なんて、まだまだクソなのだ。


そして、豪華なキャストと期待させておいて見事に裏切る陳腐な演技。
田村正和が古畑に見えてしまうのは仕方がないにしても、認めたくないけれども、このドラマにおける西田敏行はひどい。なーに、あれ、と言わざるを得ない。ビートたけしもひどい。小林少年もひどかったなあ。
黒田瞳と宮沢りえだけが救い。