『文学賞メッタ斬り』大森望 豊崎由美

文学賞メッタ斬り!

文学賞メッタ斬り!

予想通りの面白さ。もちろん万人にはオススメできませんが。ある程度の本読みならば間違いなく面白いと思います。
以前リュウヤ(extra:http://hikikomori.chu.jp/blog/)がどこかに書いていたんだけど、書評というのは、案外あてにならないというか、万人に向けて書かれた大家の批評家の批評よりも、身近で嗜好をある程度わかっている人のオススメだとか感想のほうが参考になるし信用できる。のだけれど。この本は、かなり面白いし、読む価値あり。
なんだろうな、世の批評家と呼ばれる人たちの多くは年寄りだったりして(これは偏見です)どうも嗜好が合わないような気がしてならないのだけれど、この二人の感性はコチラ側に近い気がするというか。
普通に二人の会話が面白いので信用できるのかもしれないな。
宮本輝を事前に読んでおくと面白さが倍増しますよ!宮本輝ってダレ?という人は読んでも面白くないと思うので読まないほうがいいです。
ただこの本には弊害があって、ここで誉められている本を片っ端から読みたくなるというウズウズが生じます。とりあえず私は気になったものをリストアップしてみる予定。


あああ。お金がー。誰か、お金とは言わない。図書券を、大量にください。