KURAU #24 「さよならの前に」

どうも最後までイマイチ盛り上がらない感じのままで終わったなーという気がします。
リナクスの力を使いすぎるとリナクスに喰われちゃうみたいな設定とか、その侵食されていく様とかは好きだったんだけど。リナクスを違う世界に送るとか、そのためにクラウが…とか、どうも感情移入できないままで終わってしまいました。
私としては、アヤカが一番好きです。アヤカは敵対している時から好きでした。なんか強がりであやうくて。味方になってからはイマイチだったんだけど、最終回前かなんかの、おでこに絆創膏貼って前髪をピンで止めてるアヤカはすごい良かった。それで「ちくしょう!ちくしょう!」とか言っちゃうんだから、最高だー!
うーん、というか。私が納得いかないのは、あれなんだな。クラウがリナクスではなくなって人間になった後、クリスマスとはもう一緒に過ごさないという点。そんな…。そりゃあクラウは同じクラウではないし、お父さんと一緒に人間のクラウとしての生活ってものを取り戻すんだろうけどさ…。入れ子構造でみせていたシーンの、泣きじゃくるクリスマスたんには本当に胸が痛みました。守ろうとしたのにねえ。あんなに、一緒にいようってがんばったのにねえ。。・゜・(ノд`)・゜・。
「わたし、クリスマスに会いに行かなくちゃ」って、当たり前やがな当たり前やがな(2回言った)。
あと、最終回はなんといっても、いきなり10年後という、あれがびっくりでした。え。えええええ。10年って言ったらあなた。どんだけ長いんですか。なに一瞬で飛ばしてるんですかーーー。クリスマスたんの前に、クラウがもどってきても「やっとまた一緒になれたね」感は薄いよー。じゃあどうすりゃいいんだって、わからないんだけどさー。ぶつぶつ。
つか、アヤカにもクラウにも子どもがいてびっくりしました。一瞬アヤカの相手がダグだったらどうしよう…とか思ったんだけど、全然知らない人っぽかった。ううう。10年の間に恋愛して結婚して出産までしちゃったのね、二人とも…。まあ、そのへんとか、二人の顔の皺っぷりとかが年月の流れをあらわしているというか。クリスマスが待つのに費やした年月を見せてるんだろうけど。
あとは、もどってきたクラウが、うにょーって出てくるところがエヴァの巨大綾波と一瞬かぶって怖かったです。
全体としてはイマイチだったかなー。初回が面白かったので、残念。
初期のほうの、無邪気に飛んでいる時のクラウやクリスマスが、本当に好きでした。