『イリヤの空、UFOの夏』 秋山瑞人

なんでこの↑画像こんなに色が暗いんでしょう…
アニメの第01話が面白かったので、原作読み。本当はアニメが始まる前に読んでおこうと思っていたのですが、どうもラノベラノベだというだけで手が伸びなくなる傾向が強力にあります。買ってあっても読まない…借りているのに読まない…
結論としては、喰わず嫌いは損をする、と感じました。面白い。水前寺だとか、榎本だとか、コミカルに描かれている人物が鼻につくにしても(ラノベってなんで人物描写がこうもつたないのでしょうか)なんというかそのへんは逆行間といいますか。それはそれとして、その記号が織り成すストーリーを読む、という感じで読めばいいんだということがわかりました。私は今まで視野が狭すぎた…っ!!
以下、アニメと小説両方のネタをバレっとします。

小説では、イリヤの鞄を浅羽が漁ったのに、アニメではやりませんでしたね。これは結構大きなイベントのように思えるのに省略されていたとは、と驚きました。これによって、カード入手→返すために話しかけなくちゃ、とか、色々二人の間に関係を持とうとする努力が生まれるように思うのですが。
まあ、はしょろうと思えばはしょれるシーンだったのかな。そのぶん、泳ぎを教えるシーンの描写とかがアニメでは結構な尺がとられていて、二人の繋がりの見せ方の差異というか、なかなか面白かったです。
でも、やっぱり小説のほうが浅羽の心の動きとか圧倒的にわかりやすいですね。説明してくれてるから。
2巻を今日買ってきたので、続きを読もうと思います。