『イリヤの空、UFOの夏(4)』秋山瑞人

吉野の存在が気に入らない。なんていうか、それまでの登場人物たちにはみんなに必然性があったのに、吉野は二人をおいつめるために出てきたとしか思えない。いや、いい人なところも、イリヤに対して抱いた劣情も、混在するところとか、リアルなんだけど。ありなんだけど。どうも気に入らない。
ていうのはいいとして。浅羽ーーーー。貴様ーーーーーー!!!まあ、そうだよな、少年だものな。でもでもでも、ううううー。もうなんか、壊れちゃってからのイリヤをみていたくなくて、はやく榎本たちが現れないだろうかってまんまと思っちゃった。浅羽と一緒に思っちゃった。
つか。つか。わーん。イリヤー。・゜・(ノд`)・゜・。
4巻のイリヤは、もうなんかひたすらに切なくてみていてつらかった。
榎本も泣ける。

「俺はっ俺は最後にお前に殺されるんならそれでもよかったんだよ!」
水前寺が記憶消されてあっさりと戻ってきたことには嬉しい反面、気抜けな感も。


イリヤは、幸せだったかな。幸せだったよな。守るべきものをみつけて。