『新宿少年探偵団』 太田忠司

こ、これは…私は日頃ネタバレを極端に嫌うため、なんの予備知識もなく本(に限らず映画でも漫画でもアニメでも)に接することにしているのですが、それが裏目ったかもしれない。いやー、まさか、ぬるい魔界都市だとは。秋せつらどこー。メフィスト先生どこー。
えーと。正直もうしまして、つらかったです。面白くない。血沸き肉踊らない。「なんだか成りゆきで一緒に探偵団として動くことになってしまった、学校のはみだしっこたち4人」という設定の無理に関しては、不問にできます。ただ、どうしても、誰も魅力的に見えないということに関してはどうにもしようがありません。髑髏王というネーミングもどうなのか(でもこの人が一番面白かった)。作中でも、髑髏王というネーミングにはずこーってなってますけれども。
うーん。困ったな。描写されるファッションとかも、10年前の作品であるということを考慮してもなおダサい。おっさんが無理をして書いている怪奇ジュブナイルという感がしてならない。
というわけで、失敗でした。普通にミステリーを読むべきでした。
と言いながら『月読』読み始めました。今の処「おにいさま、私の下僕になりなさい」と言って来る高慢なお嬢様は出て来ません。はやく出て来てくれないかなー。金髪眼鏡でもいいよ。