舞-HiME

今期一番展開を楽しんだアニメはこれでした。多分。いやーすさまじい鬱っぷりでしたね。そしてそれを根底からくつがえすような全員復活劇。深優たん発動→真白さま全裸(ちくびない)→復活→堪忍ナ
深優たん復活させるときに碧ちゃんが「唯一の希望」とか言っていたし、深優は人工HiMEアリッサのために造られたHiMEに詳しいロボっぽいし、抑止力だったんですかね。よくわかりませんが。水晶の媛サイドでの黒曜の君への対抗策???深優の真白さまへの何かが、最初から想定の範囲内だったとするなら、HiMEたちの復活劇もわかっていたはずなわけで、どうりで真白さまたち、割と平然と見てたわけだよね。消えていくHiMEとその想い人たちを。
でもそのわりには、黒曜サイドにいるっぽかった凪たんが最後に真白さまの車椅子押してどっか消えていったよなぁ。「こうならないようにがんばったのにー」とか言ってたし。凪の立ち位置が最後まで謎でした。
って、でも、そんなようなことたちは、割と私にはどうでもいいです。
このアニメ、かなり理想形でした。最終回直前までの徹底した鬱展開。そして、アホみたいに何もかもがハッピーエンドに向かう最終回。うむ。素晴らしい。HiMEたちと思い人たちの復活は、もちろん「今までのはなんだったんだよ!!!」と思いながら観てはいたのですが、同時に心から嬉しいものだったわけで。ご都合主義でもいいからみんな生き返ってーって思ってたら本当に生き返っちゃった!耳がおっきくなっちゃった!ですよ。ミコトが、あの前半のアホでバカで元気なミコトにもどってくれて、本当に嬉しかったの。本当に嬉しかったのよーーー。
。・゜・(ノд`)・゜・。
好きって感情を素直に云々っていうのは、まあ、いいや。舞衣ちゃん的には、あのこ根暗だし重要かもしれないけど、そんなことより「お前が好きじゃー!」と絶叫する楯に、よくpgrしちゃわなかったなーと感心。私は画面みながら爆笑しました。なんだその拳(こぶし)。
ていうか、黎人さんは…あんなにもったいぶってたのに憑依されてただけなのかよ!黒曜の君っていうか、お前、我が名はガンクツオーだろ!!!でしたね。ミコトと刺し違えるなんて許しませんよ。
そういや、舞衣ちゃんは、両手を広げてミコトを受け入れてズップリと刺されたっぽかったのに無傷でしたね。あれは、あれかな。殺陣みたいに脇で刀を受け止めてたのかな。
復活したHiMEたちが徒党を組んで登場するシーンがベタだけどかっこよくて好きでした。あれ?かっこ悪いのかな。アニメ的には、どうなんだろう。私はなんか、出撃!!って感じでくーーーきたーーーー!!ってなりました。すごい好き、ああいうシーン。静流さんの「堪忍ナ(てへ)」も良かったよ。怒る人もいそうだけど、良かったよ。
静流さんと言えば、ガチ百合展開ですが。まるでなかったかのように、なつきと談笑するところとか、今までを知っていると当然のように裏の気持ちを考えてしまうわけで。舞衣といちゃつく楯を怒る志穂ちゃんもね。一度自覚してしまった憎悪を眠らせて、ああして怒ったりするのって、なんていうか、リアルに切ない。一度は心中しちゃって、でも復活しちゃったら、ああしてごまかすよりほかに日常をおくっていくすべがないじゃない。
ある意味で、この最終回の楽しく明るく前半に戻ったかのようなラストは、究極の鬱でもあると私は思います。それでいてファンサービス満載。彼女たちが取り戻さなくてはいけなかった「日常」というものの重要さが透けて見えるようで、素晴らしいと私は思いました。
って、うーだあーだ書いたけど、結局のところ、アリッサたんが復活して嬉しかった!深優も幸せそうでよかった!晶渡米してた(まじでーー)!教授でてきた!あかねちゃん良かったね(くねくね)!というところが、本当に嬉しかった、と。それに尽きるのかもしれません。
半年間、楽しい思いをさせてもらいました。面白かったーーー!!!