20世紀SF〈2〉1950年代―初めの終わり

20世紀SF〈2〉1950年代―初めの終わり (河出文庫)

20世紀SF〈2〉1950年代―初めの終わり (河出文庫)

ちまちまと通勤しながら読みました。大変に面白かったです。さすがは傑作選。どれを取っても面白い。14作収録されているのですが、個人的ベスト3は「終わりの日」(リチャード・マシスン)「たとえ世界を失っても」(シオドア・スタージョン)「サム・ホール」(ポール・アンダースン)でした。
「終わりの日」は文字通り世界が終わる日のことを描写したもので、ああ、新井素子の「おしまいの日」はこれが元かーという面白さと、物語そのものの良さとでぶっちぎりトップ。
スタージョンはこの本をおすすめしてくださったid:reriさんのオススメ。すばらしかったです。おさすがです。やっぱりホモは報われちゃダメだという思いを新たにしました。脳内でかなりカウボーイビバップになっていたことはナイショです。
サム・ホールはかなりミステリ的な味付けが濃くて、わくわくしながら読めました。こういう陰謀うずまいちゃう感じとか、大好きです。
面白かったー!