『τになるまで待って』森博嗣

τになるまで待って (講談社ノベルス)

τになるまで待って (講談社ノベルス)

あいあい。やっと読みました。

扉から2度と出ないと2度も記述することで建築物自体にトリックがあるに違いないと思わせる構造。水路とか、絶対に屋敷が動く伏線だと思ったもんね! 雨なんて降ってねーってあたりも、あれですね。みえみえなので、なんていうか、やっぱりこのシリーズはもう一段階上の解決が待っているんでしょうね。海月くんが今までしてきた推理は、どれもみんなワトソンレベルなんじゃないか疑惑。
森せんせい曰く、「今までは書きすぎて10册で終わってきてしまったけれどもGシリーズでは書かなくていいことは極力かかないようにして30册くらいいきたい」ということらしいので、もしかしたら30册並べて縦読みとかすると真犯人の名前がわかるとか仕掛けるということなのかもしれません(ちがいます)。
ふー。なんていうか、アレだなぁ。犀川先生と萌絵ちゃんは結婚しているわけではないの?という疑問が沸きはしたものの、さ……なんていうか、さ……もう、なんていうか、こう、そういう形におさまったならおさまったで、これ以上わたしの気持ちをかきみださないでーみたいな気持ちですよ。この二人のくっつかない感が好きだったのにとかいう不毛なことは言いませんから。せめて、ベッドルーム描写的なものは勘弁してほしい……(乙女)
あと、これは、なんていうか、キャラ萌えっぽい発言だという意味でも、作家に対して失礼だという意味でも、言っちゃならねー言葉だと思ってはいるのですけれども。ども!
真賀田四季をこれ以上安っぽくしないでーーーー。