大好きよ、ね、おかあさん

そんなわけで、おうちは脱いだ服やら作りかけのサンプルやらでごっちゃんごっちゃんです。
日本国民の皆様でしたら、当然のごとくご存知かと思いますが、私はキレイ好きではありません。むしろ散らかっているほうが落ち着く?みたいな?くらいの人間なのです。
が。
仕事で疲れて帰って家が散らかっていると、こう、キーーーーーーっと何かが満ちてドバーと黒ロリさんのごとく黒くてドロっとした何かが降ってきてゴギャー!とヒステリーをおこしてしまったりする厄介なタチでして。限界ちけー限界ちけーやべーやべーと思って過ごしておりましたら、見かねた母が昨夜は家を片付けにきてくれました。
わーい。箱に入れられて育ってきてよかったナー!


タツに入ってデレーっと横になって、洗濯物をたたむ母にむかって
「それはお店たたみにしてー」「それはクルってしといて、クルって」
と勝手なことを言っているのはすごーく楽しい。癒されるわー。
でも、幼少のみぎりからの躾パワーで母が立ち働いている時に一人でデレーっとしているのはどうも気が引けるので、トランクから出したまま、自然のままに放置されていたスペイン土産を片付けたりして私も床の発掘に手を貸しました。ほめてほめて。コタツから一歩も出ないで手をのばしてモゾモゾしただけだけどほめてー。気づいたら空気清浄機を洗っている旦那のことも廊下を掃除している母のことも放置してコタツで寝てたけどほめてーー。


そんな極楽っぷりを堪能していたら、ソファーの上を片付けていた母が、何かを見つけて一言。
「これ、なに?」
「……キ、キラキラミトン デス」
「は? なに、それ」
「テニスノオウジサマミュージカル ノ カーテンコール デ ミンナデツケマス」


「……そう」


ごめんねおかあさんごめんねおかあさんごめんねーーーーーー
google:image:きらきらミトン