『マジシャン』松岡圭祐
- 作者: 松岡圭祐
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2003/05
- メディア: 文庫
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たぶんこれはハードボイルドなんだと思うんですが、ご多分に漏れず、少女が天使でした。単純な描写のされかたはしていなかったので、そんなに腹は立たなかったのですが。あ、でもベテランおばさんに反論する時のサキちゃんは腹が立ったなー。正しいことなら主張してしまって良いの?というところ。あと、クリーニング屋さんでのキレっぷりとか、そのあとのマスコミへの露出とか。でもそれこそが「15歳の少女らしさ」の表現であるので、素直に腹を立てて良いところなんだと思います。
しかし、もう一人の脇役の女性、恵子には腹が立って腹が立って。なんなのこのひと。私はこういう人が大嫌いです。ぺっぺっぺ!
私はマジックに関する知識がほぼ皆無なので、色々面白かったです。これはマジック界隈で物議をかもしだしたりしたのかしら。ネタバレ満載。あと、舛城が相手を計る時に使うクイズがことごとく「??」だったので、私はアホなのだなーと思ってへこみました。
個人的に気になったのは 一気に楽しく読めました。シリーズのほかの作品も読んでみようって思うほどではありませんでしたけど。