『皇国の守護者』5巻

皇国の守護者 5 (5) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

皇国の守護者 5 (5) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

始めから終わりまで、余すところなく、すみずみ、面白かったです。
最後の最後、見開きの

新城は
再び
幾百の戦死を目にし
幾千を耳にすることとなる

を目にしたときに、もう私たちは今後の新城をみることができない*1のだ、という悔しさと悲しさとで涙が出ました。本当に嘘のように泣いてしまった。
誰が死ぬのでもないシーンで、「うおおお」と声が出るような感動を与えてくれる、稀有な漫画でした。
私は『度胸星』の騒動をリアルタイムでは経験していなくて、リアルタイムだったらもっと衝撃だったんだろうナーイイナーくらいのことを思っていたのですが、とんでもありませんね。本当に、素晴らしい作品が、作品そのものによるのではない理由によって終わりを迎えることになるというのは、つらく切ない体験です。

*1:原作を読めばいいんでしょうけど……