『笑う警官』

笑う警官 (ハルキ文庫)

笑う警官 (ハルキ文庫)

なんとなく本屋さんで買いました。つまらなくはなかったけど、すっごい面白い!ってもんでもなかったな。いや、むしろ腹立たしかった……?
なんか、こう、それを言ってはオシマイよ、なのかもしれませんけれども、ご都合主義すぎて……。なんか、小説なんだからそりゃそうなんだけど、お話がこう流れるために人物がこう動くっていうのが目に余るというか。ハードボイルドでは女は常に天使か娼婦ですけれども、ソレ的に、この手の小説では「機転のきく紅一点」が使われるもんだよなーとかホジホジしました。あれなんか酷評っぽくなってきた。
そして「今時テレビのない家があるわけがない」ということを前提とした推理におののきました。思わず書かれた年代を確かめた。いまどきだからこそ、テレビはありませんって家も結構あるんじゃないかと、私思うのよ。