『コフィン・ダンサー』

コフィン・ダンサー 上 (文春文庫)

コフィン・ダンサー 上 (文春文庫)

コフィン・ダンサー 下 (文春文庫)

コフィン・ダンサー 下 (文春文庫)

シリーズ2作目。リンカーン・ライムに宿敵登場。アメリア・サックスにもライバル登場。そして今回は、捜査のターゲットである殺し屋「コフィン・ダンサー」以外にもう一人、手を焼かせる「保護すべき大陪審の証人」が。
いやーもうこの人がイラついてイラついて! なんで?なんでそういうことすんの?! とアメリアと一緒に激怒しながら読みました。あらゆるところで「あほか!」と叫んだ。しかしライムが理解者なので怒りのもっていきばを失いまくって、結果、アメリア応援団になりました。今回はアメリア・サックス大好き巻です。
しかし! この本の一番の重要ポイントは

アメリアとライムの性生活がどうなっているかがわかる!
という点だと私は主張したい。いやー、いきなり『ウォッチメイカー』から読み始めた身としましては、そこが本当に謎でねぇ……。しかも1冊目の次に3冊目を読んでしまったし……こんな初期にあかされていたとは……。
なんでこのシリーズがこんなに好きかって、デルレイとか登場人物がかっこいいんだよねー。トムもねー。もちろん些細な微細証拠物件からライムがひらめく瞬間の楽しさ、なにをひらめき、なにをしたのかを出してくる焦らしの手法のうまさ、物語に用意されているドンデン返しが「今回はどうくるっ」ってワクワクする楽しさ、なんかもあるんですけれども!(でももう、私はこのシリーズに出てくるレギュラー以外の人たちは一切信用しないよ。全員を疑いの目でみる。みるんだ。サックス。犯人は何を考えている……?)

あーたのちかった。