おうちに帰って感想を落ち着けるまでがテニミュです

立海初日いってきました。バレはないよ。
ミュを観にいって、その日に何かを書きたいと思うことなんて、いつぶりだろう。
今までずっと、できるだけ初日を観るようにしていたのは、その後の進化っぷりとの差分をみるためのベース作りみたいなものだった。ガチガチに緊張している初舞台の子たちを眺め、まだ音程の定まらない歌にニヤニヤし、観客全員が初見という新鮮な反応を観るために、初日はあった。その後をより一層楽しむための、前菜みたいなもの。そして、ここ数回の公演は、そんな初日をおさえることすら熱心じゃなかった。初日をおさえないから、差分もあんまりわからないし、気にもしなくなっていたんだと思う。正直に言って、冷めていた。そりゃそうだよ。燃え尽きるまで走ったもの! 私たち!
今回、たまたま手に入った初日のチケット。何の気なしに観にいったのに、観ていたら涙があふれてきてしまった。
これが、最後の試合なんだ。という感慨は、思いのほか自分の中に蓄積されていた何かをこみあげさせるもので、M1リョーマのソロの照明の超絶的なかっこよさとか、ほあーーって観ていたはずなのに、気付いたらボロボロボロボロ泣いていた。ゲネを観ていたお友だちには「えーどこで泣いたんですかー」ってちょっと呆れられてしまったから、みんながみんなそんな思いを抱くってわけじゃないんだと思う。だってまだ終わりじゃないものね。
でも、なんだろう。多分、お友だちはちゃんとわかってたんだと思う。FINAL MATCHの意味とか。まだ終わりではないってこととか。でも私はアホな上にミュ熱が冷めていたので、「FINAL」と名のつく試合なんだって、実際に目にして、初めて実感したんだ。
夏は、ちょっと気合が消失していたから、あんまり観にいけないんだけど。冬は、行くよ。夏で最後の試合の子たちは、残りの数少ない観劇のときに瞼に焼き付ける。
ミュ熱、再燃、とまではいえないけど。ひとつの大きな何かが終わろうとしている瞬間に、立ち会おうって、決意した。