『恋に落ちたシェイクスピア』

公開当時、観たほうがいいよーと色々な人に薦められ、演劇をやってる人ならなおさらだよーと言われていたんだけれど、なんとなーく観ないままに過ぎていた一本。
おもしろかったーーー。
恋愛映画は大の苦手なんですけれども、これは素敵でした。
家のためにいけ好かないオッサン貴族と結婚することが決っているジュリエットと、若きシェイクスピアが恋に落ち、結ばれないとわかっている恋をする話。って言っちゃうと陳腐だなー。


私がぐっときたのは、役者の一団が帰ってきたシーンと、カーテン座がうちをつかえって言うシーンでした。前者は、単純にかっちょいいよね!ベン・アフレック!魅力ある役者の力で芝居に魂が入るんだーって、感じ。マキューシオだけど。後者は、敵対していたはずの2つが何かひとつの目標のために手を取る瞬間のカタルシスが大好きだから。
あと、借金取りがどんどん芝居に魅入られていくところも良かった。
それにしても、エリザベス女王かっこよかったなー。最後の審判の下し方とか処理の仕方はもちろんのこと、ジュリエットが他の男に落ちたわよって告げるシーンとか、すげーってなった。
映画の中では、ジュリエットが最終的にジュリエット役をやっていたけれど、女性が女性役として舞台に立てるようになるのはまだまだ先の話なんですよね。
あのあと、アメリカ大陸に渡ったジュリエットは幸せになれたかなぁ。なれているといいな。でも、あれは夫となる人もつらい。
観て良かったー。演劇って、素敵ですね!