本つーか、雑誌なんだけど。

Tokyo graffiti (#003)

Tokyo graffiti (#003)

これ、すごい良かったですよ。ひさびさに雑誌をすみからすみまで読んだ。見た。
街頭撮影の写真がほとんどを占めている一冊だったんだけど、ただのオシャレさんを山ほど集めた雑誌じゃない。場所と撮影対象がすごく合ってていい。
銀座だったら、銀座だから、銀座の品の良い感じの格好の人たち(銀座が一番つまらんかったけど)だし、六本木だったら、六本木に来ているオサレな埼玉在住のお姉さんとかじゃなくて、ヒルズに住んでる主婦たちだし。秋葉原だったら、アキバって本当にそういう人たちが集ってるのかよ?っていう。うーんなんだろうな、うまく言えないけど、その場所その場所で一番目につく、興味をひかれる対象を撮影しました、みたいな雰囲気に溢れてる。
ただの街頭スナップじゃない、本当の意味の街頭スナップを撮ろう、みたいな心意気を勝手に感じて、私はとても楽しい気持になりました。そういうの大好きなんだ。


中でも私のお気に入りは、この巣鴨のおじいちゃんです。かっこええ。


過去に撮った写真と同じポーズで、同じ人たちがもう一度写真を撮ってみました、っていう企画も面白い。2才だった双児が20才になってたり、大学生だった3人が定年を迎えてたり。うまく説明できないな。例えば、1996年に12才だった二人がディズニーランドで撮った写真があって、その下に、同じ二人が今(2004年)に同じポーズで撮った写真が載ってる。そんな感じです。すごくいい。
オススメ。