げんしけんのEDだった曲が心に染みて痛い


遠回りも近道もしないで僕らは
明日がくることを 恐がることもなくて
歩き続けた深夜の井の頭通り
鮮やかな夢だけ長く影に伸びた

大人未満の僕らは
単純で難解な きらめくびぃだま


そこからのぞいていた時間は
大したものはなくたって輝いてたんだ
いまこの手の中にあるびぃだまから
見えるものは少しちがうけど
僕らのそばで小さく光ってる


あの時聞いてた真心ブラザーズが今も
聞こえるたび思い出に強く抱きしめられる


遠回りも近道もしないで僕らは
明日に何があるかより 今が一番大事で

誰かを痛いほどに好きになって
傷付いたり寂しさをわけあったり
あの時の手の中のビーダマから見えたものは
夕焼けみたいな優しい色した当たり前の僕らの日々


そこから覗いていた時間は
たいしたものはなくたって輝いてたんだ
今この手の中にあるびぃだまから見えるものは
少し違うけど僕らのそばで小さく光ってる

何が痛いって、たぶん「井の頭通り」とか「真心ブラザーズ」とか、ピンポイントだからなんだと思う。
遠回りも近道もしないで、恐れ知らずな私達も歩いていた。