M:i:III

いやー面白かった。満足。もちろん色々と物語的な不満点はあるのですが、この映画に私が求めているものは大体与えられたと思っています。この映画ではトム様がかっこよくかっこよければそれでいいので


バチカンからの脱出のあの無意味にかっこつけたボートシーン。侵入はいろいろ工夫したのに脱出がアレ。いいね!
があっただけれ満足と言ってもいい。
前回はアクションに力を入れて、今回は物語に力を入れた、とかトム様がどこかのインタビューで答えていたんだけれども、それは要するに「24っぽいことをしたい」というだけのことだったんだね!ということもわかりました。そんなものを求める人はいないとは思いますが、スパイ映画物語としての完成度を求めていくとガックリと肩を落として帰ってくることになるので気をつけて!

あれです。冒頭のシーンがあるから、途中の活躍を見ていても「でもああなっちゃうんだよね……!」というドキドキがあって、そこは嫌いじゃなかったです。ただ、あれはあの冒頭のシーンと、そこへつながるという緊迫感のためだけのもので実は中身違いましたーとか、デイヴィアンがそれをやってなんの得が?みたいなズッコケっぷりは正直どうなんだという気もしないでもない。
割と全てが既視感のあるサプライズのための杜撰な仕掛けに終始しておりましたね。
心臓マッサージ真似しちゃだめですよ。ジュリアは看護婦というのがギリギリの許容ですよ。まぁトム様が生き返らないはずがないんですが。というかあの金髪の弟子はよかったよね。
でも、小道具とか、今回のスパイ道具でお見せしたかったのはこれでーす!とか、私は好きだ。そしてイーサンは金持ちすぎる。なにあの豪邸。