ROCK MUSICAL BLEACH

いやー。昼間に観たのが、スタジオ芝居だったので、こう、幕が開いた瞬間にその照明のゴージャスさに圧倒されました。お、お金かかってるわぁーーーー。で、冒頭の一護の歌が終わって舞台装置がごががーっと回って護廷十三隊が登場するシーンのかっこいいこと!!!
やっぱりこれは、大人が本気で作ったコスプレを本気で堪能するためのゴージャスな嗜好品だなぁと思いました。なんかもうポーズとって立っていてくれるだけでも、かっこよさで鳥肌立つわ。エンターテイメントだわー。
これで3回目のブリミュ観劇なのですが、今回が一番良かったように思います。あ、まあ、単純に藍染隊長キタコレ話なので、という理由もあるのですが。一護の歌がすげー上達していた。あと、新たに加わったキャストたちもそれぞれ良かった。女二人の殺陣でこんなにかっこいいと感じるとは。あ、あと、卍解の表現が、こなれてきたなー。


テニミュは年若い男の子たちのキラキラした瞬間をひたすらに貪らせていただいて消費する舞台ですけれども、ブリミュは上手にそれとはちょっと違う方向性に伸びてきていますね。キャラの見た目再現重視ではあるんだろうけど、歌できちんと物語を語るし、ハモりもきれいだし、殺陣も格段にうまくなっているし、正しいミュージカルにより近いように思います。なんと言ってもキャストを入れ替えなくても成立するというのが素晴らしい。
テニミュは、あれは特殊構造というか、あれはあれで人を中毒にする美しくも素晴らしい刹那的なエンターテイメントで良いのですけれども、同じ役を何年も演じ続けることで出てくる安心感というのも素晴らしいなぁとしみじみ思いました。